イギリスのキッチンには、必ずといって良いほど備え付けのオーブンが
あります。電気(またはガス)コンロの下に、グリル用とロースト用の
2個ついている場合が多いです。グリル用では、チーズトーストやソー
セージ、ピザを焼いたりします。どちらでもお菓子は作れますが、普段
お菓子作りのときはグリル用の小さめオーブンを使っています。
このオーブンだと、日本のレシピどおりの温度で焼いてほぼ大丈夫。
ロースト用の大きなオーブンで焼く場合は、20℃ぐらい低く設定して焼
くことにしています。オーブンによって、かなり火力が強いので温度設定
は、各家庭によってかなり変わってくると思います。
小さなパンはおやつにも朝食にもなるので、ときどき作ります。
私は手ごねで簡単に捏ねれるように、一回に作る量は6個にしています。
で、パン生地を発酵させている間にケーキの生地も作って焼いちゃう。
ケーキが焼きあがった後に、2次発酵を済ませたパンを焼きます。
オーブン熱の効率的な使い方!と、勝手に自己満足しています。
全粒粉や雑穀入りの粉でもパンを作ってみたけど、普通の強力粉で
作るのが一番すきかな。イギリスのパンやフルーツケーキの多くには
ミックススパイスが入っています。ナツメグやシナモンが調合されたもの
で、お菓子に少し入れると程よく香り、日本にはないイギリス独特な風味
だなぁと思います。
むかーし、「アルネ」で堀井和子さんのパン作りが特集されていました。
ミニパンを作ると、何故か堀井さんの丸パンを思い出すのだ。
彼女のように、自分の好きなもの家族が好むものを長く作り続ける人って
いいなと思います。