オートミールについて


イギリスでは、オートミールと呼ぶ商品は(多分)ないです。

これは渡英当初から不思議に思っていました。

こちらではオート麦のひき割り粉のことを、「ポリッジ・オーツ」と呼んでいて

「ポリッジ」というお粥にするか、フラップジャックの材料にします。

また、ミューズリーやグラノーラのなかにも含まれていることが多いですね。


さて、先日「続 イギリスのお話はおいしい。」を、読んでいて新しい発見をしました。

あのですね。日本でもオートミールといえばクェーカー社のものが主流ですが、本の

中で紹介されているウェーカーの箱の写真に、「オートミール」とカタカナで書かれていました。

更に、別ページに載っている箱(アメリカ向け?)には「Quaker Oatmeal」となっている。

イギリスでは同じ商品に「Quaker Oats」と表示されています。

この違い・・・。

イギリスでは一般的にみると「Porridge oatsScottish oatsなどと書かれて

いることが多いです。何故かといいますと、ポリッジはスコットランドで食べられたものだから

だと思います。スコットランドでは大麦を食事に広く活用してきました。その名残で

ポリッジ・オーツとかスコティッシュ・オーツと呼ぶんだと思います。

オートミールってアメリカ英語なんじゃないですかね?イギリスで聞いたことがありません。


それにしても「続・イギリスのお話はおいしい。」は、良く出来た本だと思います。今読んでも

全く古くないし、イギリスのことにも詳しい。写真もきれいだしずっと大切にしたい本です。


ポリッジのお話でもう一つ。ポリッジは子供の頃に読んだ「3匹のくま」に登場していた食べもの

だったんですよ。イギリスに来てから古い絵本を手に入れました。その本にもポリッジをたべる

女の子のイラストが出てきます。偶然見つけた本だけど、イギリスの景色の描写がとてもいい

です。ポリッジやブルーベルの森、子供の頃に読んだ童話がこんなに身近なモノになるなんて。

ホント不思議です。


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