今回はジェイミーが車でイタリアを旅して、地元の人と交流しながら

イタリア料理を紹介するというお話です。

すごいのは、ジェイミーが片言のイタリア語で現地の人と交流することで、

会話に通訳が入らないんですよ。テレビを見ている私達にはイタリア語の

字幕が入りますが、ジェイミーは相手が言っていることがほとんどわから

ないまま話は突き進んでいくという無謀な番組です。

でも人柄なのか、言葉の違う国へ行ってもどうにか馴染んでしまうのが彼の

すごいところ。。（番組の様子は↑のウェブ内Galleryからちょっとだけ

見れます。ジェイミー自前の青い車は壊れたみたいですね。）

前回の「ジェイミーズ・スクールキッチン」とは違って、ジェイミーが

料理している場面やイタリアの様子が見れるので嬉しいな。

番組中に、「イタリアでは一般家庭でも毎日新鮮で美味しいものを料理

して食べるのに、イギリス人はどうしようもないものばかり食べている。

これはどうしてなのかを確かめたい。。。」というような事をジェイミー

が言っていました。これ私も同感！イギリスの食文化って地元の食材を

大切にしたりビクトリア時代のものを頑なに受け継いでいるのはすごい

ことだけど、ヨーロッパ諸国に比べて美味しい料理のレパートリーが

少ない気がします。そして、労働者階級の食生活は恐ろしく不健康です。

驚いたことは、食事をテーブルに座って食べる家庭が少ないということです。

はじめのうちはごく少数なのかと思い込んでいましたが、そういう家は多い

みたいです。どうやって食べるのかというと、ソファー（もしくは床）に

座って、テレビを見ながら食べます。子供がいる家庭でも同様です。

（本当の話ですよーっ！）




もう一つ渡英してからびっくりしたことは、

イギリスでは安くて美味しいレストランがほとんどありません！！

なので美味しいものにありつくにはお金がかかります。

労働者階級の一般市民はいまだにチップスなど揚げ物中心の不健康な食事を

しています。子供達のほとんどが一番好きな食べ物にチップスを選びます。

料理をしないイギリス人の家庭にはファーストフード、ジャンクフードが

蔓延しています。ジェイミーオリバーのおかげで、だんだん食が重要視されて

きたのはとてもいい傾向だと思います。

美味しいレストランで外食しないと新しい味に出会う機会が少ないし、

新しい料理を家で試すという段階まで辿りつかないと思うんだよね。

最近は経済活性化のために政府が買い物を奨励する動きが強いので、

イギリス人の皆さん、電化製品や服を買うなら

新鮮な食べ物を買って料理しようよ！

と、私は言いたい。

ジェイミーの新番組、楽しみにしていますー。