信頼できる食材を求める


Sainsbury's

このあいだ新聞でスーパーマーケットの記事を見つけました。

セインズベリーでは、これから18ヶ月以内に自社ブランドのサラダ用

(下準備がされている生野菜の)パックをすべて天然水にて洗って袋詰め

するそうです。記事によると大抵のスーパーの下準備済みのサラダパック

は、化学薬品などをスプレーして洗浄しているそうです。

イギリスでは「袋づめ生野菜のカット」の人気は高いです。

包丁とまな板を使う人が少ないので受けるんだと思います。

でも健康を気にする人なら、自分で野菜を買ってカットするよね??

私は健康オタクじゃないけど生野菜は自分で切って盛り付けるけどなぁ。

袋詰めにする野菜の為に貴重な天然水を使って洗うなら、新鮮な生野菜を

販売する方が地球に優しく健康的と思うのは私だけでしょうか・・。

この他にアスダでは牛乳の値段を下げた(1P程度だけれど、生産者にして

みればこの違いはかなり大きい。)という話も載っていました。もともと

安い牛乳をこれ以上値下げしてどうするんだ????と思うのは私だけ?





フェアトレードに並んでオーガニックは今イギリス食品市場で急成長して

います。どちらも消費者にとっていい傾向だと思いますが、安全で健康的

な生活を求めるなら消費者もそれらの構造を理解する必要があると思う。

安全で美味しいものを食べたいなら割高でもよい素材を選ぶこと。生産者

が手間ひまかけて作るものは大量生産・化学薬品を使ったものより経費が

かかるわけだから、そこにお金を払う覚悟が必要だよね。オーガニックや

フェアトレードの商品に安さを求めはじめたら、結局は生産者の負担が増

していい商品が生み出されにくくなると思うもん。

でもセインズベリーの生野菜パックの例のように簡便性を求めすぎた商品

ばかりに頼って生活すると、スーパーには加工品ばかりが並ぶようになっ

てしまいます。自分で野菜を切る手間を惜しむ人に、天然水で洗った野菜

を提供する・・・。こういうのっておせっかいに近いような気がします。

あと、イギリスのほうれん草って大体は葉っぱの部分だけが袋に入って

売っているんだけど、これにも化学薬品をふりかけてあるんだろうなぁ。

それなら根のついたままほうれん草を束で売ってくれたほうが私は嬉しい

けどな。ほうれん草を食べたい場合は今のところ袋入りしか選択肢がない

のが悲しい。

アスダの牛乳も同じことで、安い商品にはそれなりの理由があると思うの

だ。無駄な経費削減はありがたいけれど、必要最小限の品質管理は省いて

もらっちゃ困ります。

便利・安価な商品はもちろん必要だけれど、そればっかりに頼るのは危険

だと消費者が認識する時代が来たんだなぁと思います。ここ最近は割高で

も商品に見合う値段なら仕方がないと理解するようにしています。

そうしなければ、安いけどどんな風に作っているのか疑わしい肉製品や卵

、各種加工品が私達の食生活にどんどん侵食しちゃうもんね。

イギリス人よ、健康になりたいなら手間を惜しむな!と私は言いたい。

信頼できる生産者、販売業者から自分の口に入る食品は手に入れたいなぁ

と思う今日この頃です。





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