B&B

 外観は新しいが中は古いコテージ。

Gaynor House

Heather & Alex Sexton Trefriw LL27 0JH

01492 640 208

Gaynorhouse@aol.com

2泊したB&Bは、築400年の古いコテージ。

ご夫婦2人で切り盛りされていて、シングル1部屋、ダブルルーム4部屋。

部屋はそれほど広くないし、可愛くもないが、この旅行で一番印象に残っているのがこのB&B。

入り口のドアは壊れていて、鍵をもらっても閉められないし、開けられない、

とんでもないドアなのだ。うまく使うにはコツがいるようで、私達は出入りするたびに、

呼び鈴を押してドアを開け閉めをしてもらった。(ほんと変な宿。)

一階のリビングは広く、ここで泊まっている人達が集まって会話を楽しむ。

部屋には紅茶を入れるケトルが無いので、リビングに下りていくとB&Bの奥様がころあいを見計らって

可愛いティーセットで紅茶を淹れて持ってきてくれる。その際ビスケットもつけてくれる!

(コーヒーもOKで、すっごぉく美味しい!多分、良い豆を使っているぞ。)



オーナーはイングランド出身の気さくな人で、私がウェールズのお菓子について尋ねたら、

インターネットからお菓子のレシピをプリントアウトしてくれた。ご本人は焼き菓子は作らないそうで、

主にデザートの話で盛り上がる。彼ご自慢のキッチンへと案内されると、そこには巨大なAGA(オーブン)!

スッゴイおおきい。このコテージを買った際にすでにあったもので、彼はこのオーブンで料理を

するのが夢だったという。夢かない、宿泊客に美味しい料理をもてなしているのだ。

料理は美味しい素材で簡単にシンプルに!をモットー。

私たちは夕飯はいただかなかったのですが、朝食からもそのこだわりは歴然。うまいぃ。

ソーセージとベーコンは村の肉屋から仕入れているという。

今まで泊まったB&Bのなかで、間違い無く一番美味しいイングリッシュ・ブレックファーストだった。

(ウェールズではブリティッシュ ブレックファーストと呼ぶらしいが。)

  村の肉屋

私たちと同じ時期にウェーリッシュのおじさんが1人泊まっていて、夜は2日間とも楽しくお話をしました。

いやぁ、彼はとても良い人でこの村に行ったかいもあったというものです。

多分60歳は過ぎているダグラスさんは、ホンダのバイクでこのあたりの山道を1人でツーリングしたり、

山歩きをしたりしている。このB&Bには4回目で、もう常連。ここでは頼むと夕食もコースで出して

くれて、デザートまで出てくる。彼は毎晩ここで夕食を食べていたようです。

ダグラスさんは英語もウェールズ語も話せるが、家族とはウェールズ語で話すという。見ていたテレビ

もウェールズ語のテレビドラマとかニュースだった。

それなのに、英語も完璧!発音もきれい。こちらであった北部ウェールズ人の英語は大抵訛りのない

キレイな英語なの。イングランド人より訛りなし!しかも外国語を話すということの大変さを

理解してくれているのか、地域柄なのか、旅行者にとても親切なのよ。いいところだよ、北ウェールズ。

ここはB&Bというより、イギリス人の家にとまりに行ったという感覚に陥るアットホームなところ。

釣りや登山客が好んで訪れるよう。

また行きたい。

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